バンフのアウトドア店で働き始めてちょうど1ヶ月が経ちました👏
1ヶ月も経てば少しは慣れていくものだろうかと思っていたけど、実際はそうでもなく…
はたから見れば、レジも大抵はスムーズにこなせるようになったし、お客さん問いかけにも7割くらいには答えられるようになった。
だから慣れてはきたんだけど、やっぱり緊張はしっぱなしだし、新しい疑問や不安はどんどん生まれる。
ネイティブの会話は聞き取ることさえできないし、自分の英語は伝わらない….
12ドルだと伝えたいだけなのに、何度言っても12の発音を聞き取ってもらえないお客さんでした。
たったその会話ですら助けてもらわないと成り立たないことがもう申し訳なくて、不甲斐なくて、なんか辛かった。
なんとなく気分が落ち込んで落ち込んで仕方なくて、それはもう周りにも伝わってしまったらしい。不意に優しくしてくれた同僚のアンの優しい気遣いにふと涙が溢れてしまって。。。
この日をクッキー事件の日としてメモメモ。。。
アン以外には気付かれていないはずなのに、ばればれだったのかな。最近はレジによく入っていたけど、この日はお店の2階で値札をつける作業を与えてもらった。とにかく接客する気分ではなくて、値札を貼る作業ですらとにかく心ここにあらずだったのかも。
休憩から戻ってきたマネージャーがなぜかクッキーを買ってきてくれた。そんなの初めてでそんなに伝わってたのか。カナディアンはこんなにも空気を読むのかと。
それでなくてもいつもとにかく楽しんで!何もストレスに感じることない。勉強中なんだから英語もコインもわからなくて当然。Good Job!これがカナディアンスタイル。とっても優しい。
この日はいつにも増してクッキーを食べろ、今日は楽しかったか?ともうわかりやすいくらいに心配してくれる姿を見て、たぶんこの時初めてワーホリに来てよかったと思った。
誰かに人に優しくされるって、こんなにも感動することなんだ。嬉しくてまた泣きそうだった。
人ってすごい。国も文化も関係ない。みんな優しい。互いを大事に気遣える。
たぶん日本では気づくことができなかった気がする。だって言葉すら通じてない。会話とか全然成り立ってない。迷惑をたくさんかけてる。当たり前のことじゃない。いつも不安でいっぱい。そんな生活の中で出会った優しさだったから。
この街にやってきて、ここにしかない大自然を見たり、ローカルで働いてみたり貴重な経験はたくさんした。
でもどこかで、いろんなもの置いてきて本当に来る意味あったのかなとか考えてた。来る前は旅行じゃダメなのかとか、来てからはもう十分じゃないかとか。
だけどやっと、本当にやっとそのクッキーを食べながらこの道を選んでよかった!とそればかりを思ってた。
人や世界、文化や考え方や感情…自分は何を知らないんだろう?まだまだ何も知らない。
Thank you so much ! 伝わるといいな。
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